比較サイトの使い方 / ポータブル電源を購入する

※この記事は、阿久澤がインターネット上の情報に踊らされ、右往左往する過程を書いた記事です。

あくざわ

車中泊用にポータブル電源を買います!

【要件】
・同時出力500W(湯沸かし400W/ライト10W/サーキュレーター30W/予備60W)
・電力600Wh以上(60W*10時間)
・充放電の回数が多い(2,000回以上)
・予算:4~5万

【購入方法】
1.品質の良い比較記事で購入候補を決める。
2.Amazonや価格.comで新品の値段を確認する。
3.メルカリで新古品が安く買えないか探す。
4.メルカリにない場合新品を買う。

目次

商品を探す

あくざわ

まず、参考になる比較記事を探します。

【参考になる比較記事とは】
Good:実際に使用して比較している。
Bad:実際に使用せず、カタログスペックを並べただけ。

MyBestのポータブル電源おすすめ記事が適する。
(明確な基準で測定していること、比較の作成にメーカーからの影響を受けていないことが大変信頼できると感じる。)

上記記事を見たところ、自分のポータブル電源選びには、「電力効率(カタログスペックが本当か)」が重要だとわかった。

あくざわ

カタログスペック上の容量が良くても、実際に使ってみないと本当の容量はわからないってことですね。

記事の比較表から自分に合うものを探していると、少し要件と外れるがこちらの商品が見つかった。

ALL POWERS R600
・同時出力600W
・電力効率84%
・新品で25,000円

要件を満たさない
・電力299Wh(要件の半分)

カタログスペック上の電力が少な目だが、必要なら同じものを追加購入すればよいので問題ない。

あくざわ

比較サイトを使うと、自分が意識していなかった商品を知ることができて便利だなあ

購入方法を考える

あくざわ

さて、どうやって買おうか

メルカリでは出品されていなかった。
(メルカリの相場を確認したところ、同型番の商品が新品:25,000円、新古品:23,000円ほどだった。これくらいの価格差であればメルカリで買う必要はなく、また不要になった際売却しやすい)

よってで新品で買う。

サイト別の値段を確認したところ、

公式サイト:23,850円
Amazon:26,500円
楽天:43,500円

上記のため公式サイトで購入する。

・・・と公式サイトを見ていたら、

要求スペックを全部満たすものが謎セールをやっていた
なんでこんな安いの・・・?

型番:S700という自分の要求スペックをすべて満たす製品が、大セール価格・24,999円で売られている。
(ドメイン名を確認したがallpowers.jpで合っていた。Google検索から再アクセスしてチェック・SSL証明書も有効・正規だったため偽サイトではない)

あくざわ

つ、都合が良すぎる・・・
なんでこんな安いんだ?

バッテリーの種類が違う。そのため容量が大きい代わりに寿命が短かった
あくざわ

なるほど、寿命が短いのか

あくざわ

でも、お試しで買ってみるには全然アリだ
比較サイトを見るときは、そもそもサイトで比較されていない商品があることを忘れちゃいけないね

MyBestの最安価格の仕組みに気づく

あくざわ

そしてもう一つ気づいたことがあって

あくざわ

Mybestに出ている最安価格はAmazon/ヤフー/楽天のみ。
自社サイトで安く売っていたとしても値段が出ないから、そもそもこのサイトの情報では値段が比較できないんだ。

あくざわ

Amazonや楽天上ではほとんどセールを実施せず、公式サイトでは安く売られている・・・という商品は、このサイトだと見つけられないんだね

あくざわ

なのでMyBestで自分が参考にできる情報は、
■そのメーカーの電力の効率が悪くないか
これだけっぽい。
それ以外の情報はあまり参考にできなさそうだ。

とりあえず調べてみたところ、1位のDEENO(サイト上では価格がない)が普通にAmazon / メーカーで買えるようだった。
自分の要件に合わないので買わないが、なんで値段表示ないねん・・・

信頼できるYoutubeチャンネルを見つける

他に情報が得られないかいろいろ探していたところ、高橋ファイルというポータブル電源を修理しまくるYoutubeチャンネルを見つけた。

【想定される収入モデル】
・Amazonアソシエイト(工具・ポータブル電源)
・Googleアドセンス(動画)
・Youtubeメンバー登録

【コンテンツの作り方】
チャンネルメンバーから壊れたポータブル電源を送ってもらい、修理するさまを動画にする。

実際に使用→破損したポータブル電源が多数ある。本当の「生の声」
買おうとしていたALLPOWERSも多数破損・修理されていた。

このチャンネルを見て気づいた。

あくざわ

買おうとしたメーカーのポータブル電源、めっちゃ壊れてる!
そうか、壊れやすさ+壊れたときの保証サポート体制は、比較サイトを見てもわからないんだ・・・!

そう、見落としていたのだが、ポータブル電源でもっとも重要なのは、長期的に使用したときの信頼性である。
どんなにスペックが良く、そのスペックが正しかろうが、使っていてすぐに壊れては意味がない。

そしてその信頼性は、たくさんの人が壊した事例を確認しないと判断できないのだ。
すべての商品を実際に集め、数日そこら使ってテストしても意味がない。
製品の信頼性・耐久性は長期間・複数個使わなければ測定できないから。

このチャンネルでANKERと検索すると、ANKERのポータブル電源がヒットしないことがわかる。
ANKERは、MY-BESTの一位枠やGoogle広告・AmazonなどでとにかくPRを撃ちまくっている。
購入者・使用者が多いからそれ相応にANKER製品も壊れて動画に出演していると思ったのだが、このチャンネルにはANKERの商品が登場しない。

修理件数の少なさは、ANKER製品が信頼できる(メーカー保証で直せるorそもそも壊れない)という大きな判断材料になる。
(ANKERが大変直すのが難しく、このチャンネルでコンテンツとして扱っていない可能性もある。またANKERが修理動画にすべて削除依頼を出している可能性も。しかし動画についている視聴者のコメントを見ると投稿者が技術者として大変信頼されていることがわかるため、その線は考えない。Youtubeのコメントはある程度信頼できる情報源だと思っている。Amazonや商品レビューと違って、その動画投稿者をステマするメリットが視聴者・投稿者ともにない)

あくざわ

よし、Anker買うか・・・!

わかったこと+今後の方針

【家電を買うときの方針】
1:ほとんどの比較サイトは信頼できない(実際に使わず、カタログスペックを並べているだけのため)
2:実際に使用して比較したサイトも、長期間使用した際の情報がないため信頼できない(理屈上、カタログスペック上は最良だが2週間で壊れる商品がランキング1位となる比較をしている)
3:製品の信頼性はたくさんの人が長期間使用しないとわからない。そしてその情報は基本どこでも公開されていない。
4:よって、サポート体制がしっかりしている商品(無償修理期間が長いなど)を買う

この記事を書いた人

阿久澤です。

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